第103回全国高校選手権で2度目の優勝を果たした前橋育英のサッカー部に対し、群馬県は16日、県民栄誉賞の特別賞を贈ると発表した。2018年の初優勝時にすでに県民栄誉賞を受賞しており、今回は新たに特別賞を創設した。山本一太知事は「県民に夢と…
第103回全国高校選手権で2度目の優勝を果たした前橋育英のサッカー部に対し、群馬県は16日、県民栄誉賞の特別賞を贈ると発表した。2018年の初優勝時にすでに県民栄誉賞を受賞しており、今回は新たに特別賞を創設した。山本一太知事は「県民に夢と勇気、エネルギーを与えてくれた」とたたえた。
県民栄誉賞は、県民に敬愛され、社会に明るい希望と活力を与えるとともに、県の名声を高めることに顕著な功績があった団体や個人に贈られる。過去に受賞歴がある場合は対象から外れてしまうため、2度目の全国制覇をした前橋育英の快挙を受けて特別賞をつくった。
13日の流通経大柏(千葉)との決勝では、東京・国立競技場で声援を送った山本知事は「歴史に残る名勝負。緊迫感のある素晴らしいゲームだった」と振り返った。
これまで県民栄誉賞は、日本人初の女性宇宙飛行士の向井千秋さんや夏の甲子園で県勢初優勝した桐生第一野球部、春の甲子園で県勢初優勝の健大高崎硬式野球部など計8の個人や団体が受賞している。(高木智子)