「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(24日、有明アリーナ) 負傷したサム・グッドマン(オーストラリア)に代わり、井上尚弥に挑戦する金芸俊(キム・イェジュン)が16日、羽田空港着の航空機で来日した。日本の報道陣の…
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(24日、有明アリーナ)
負傷したサム・グッドマン(オーストラリア)に代わり、井上尚弥に挑戦する金芸俊(キム・イェジュン)が16日、羽田空港着の航空機で来日した。日本の報道陣の取材に応じ「いつでも対戦できる準備はできている。日韓対決で激闘になるように頑張りたい」と意気込んだ。
生まれてから19歳まで児童養護施設で育ち、20歳で退所したことを機にプロボクサーとして成功を夢見てきた。日本選手に過去7戦全勝の“日本人キラー”で、「トラブルメーカー」の異名も持つが、「リング上ではどんな相手でも自分は倒れず、相手にトラブルをもたらすので」と説明。「韓国選手は精神力が強いが、その中でも一番強い」と長所を強調し、打たれ強さにも自信をのぞかせ「井上選手の強いパンチを受け切ることは十分できる」とうなずいた。
韓国でもモンスターの知名度は高く、「(尚弥は)とても有名。韓国のボクシングファンもすごく楽しみにしている」とビッグマッチに感慨深げ。「世界タイトルは最終目標。この試合は自分にとって大きな意味がある。自分の限界を試したい」。人生を変える千載一遇のチャンスで、大番狂わせを期した。