阪神の小幡竜平内野手(24)が16日、沖縄県内で自主トレを公開。1本足打法に戻したことを明かし、遊撃の定位置奪取を意気込んだ。朝9時から練習を開始し、午前中はストレッチやノックを敢行。午後は合計1時間半のフリー打撃で182球を打ち込んだ。…

 阪神の小幡竜平内野手(24)が16日、沖縄県内で自主トレを公開。1本足打法に戻したことを明かし、遊撃の定位置奪取を意気込んだ。朝9時から練習を開始し、午前中はストレッチやノックを敢行。午後は合計1時間半のフリー打撃で182球を打ち込んだ。その様子に変化があった。

 秋季キャンプではすり足気味だったが、この日は右足を上げるフォームに。「去年はけが(左太もも裏の肉離れ)明けでタイミングの取り方がわからなくなって、すり足みたいな感じだった」と小幡。「元々上げていたので。そこが合うならその方がいい感覚では打てる」とオフに入ってから元に戻したといい、しっかり力が伝わりやすい利点がある。

 「スタートで出るには打撃が必要」と話す中で、打撃練習では右肘の使い方など細かなところも確認。体幹トレーニングにも力を入れ、「大事なとこでしっかり力が伝わってくれる」と特に腹圧を意識している。

 藤川監督は「戦える状態」でキャンプインを迎える指令を出していたが、小幡も「2月1日に合わせてくるのは当然」ときっぱり。昨年の春季キャンプでは対投手の感覚が合わなかったといい、「(打撃投手の球を)打つっていうのは、ちょっと早めにやっています」と反省を生かして調整している。

 23年は開幕オーダーに名を連ねるも、木浪に定位置を奪われた。そして昨季の開幕スタメンも明け渡した。「岡田さんの時、開幕スタメンが1回ありましたけど、そこから出続けるのは1つ自分にとっても価値あること。改めてもう1回そこを目指して。シーズン通して守り抜けるように頑張りたい」。今季は開幕スタメンを奪い返し、レギュラーの座を確立する。