阪神・桐敷拓馬投手(25)が16日、プロ野球では2010、11年の中日・浅尾拓也以来2人目、左腕では史上初となる2年連続での「シーズン70試合登板&防御率1点台」の達成へ意気込んだ。 「防御率というところは、1つ中継ぎとしても評価されると…

 阪神・桐敷拓馬投手(25)が16日、プロ野球では2010、11年の中日・浅尾拓也以来2人目、左腕では史上初となる2年連続での「シーズン70試合登板&防御率1点台」の達成へ意気込んだ。

 「防御率というところは、1つ中継ぎとしても評価されるところだと思うので、1点台は目標になる。去年同様継続していきたい」

 目指すは竜が誇った鉄腕だ。桐敷が小学生時代に浅尾は大活躍。「フォークボールが印象的だったなって覚えてます」と、その姿はハッキリ目に焼き付いている。レジェンド右腕のようにフル回転し、成績アップも目指す上で、準備は着々と進めている。

 今月、岩崎らと行っている自主トレでは「フォームやリリース時の感覚のズレを戻すこと」をテーマに掲げている。昨オフも取り入れ、効果を感じたインナーを意識する練習など、細かい部分に重点を置き、コンディションを整えている。

 昨季は70試合の登板で防御率1・79。43ホールドポイントで最優秀中継ぎのタイトルも獲得した左腕。「連覇できなかったので、もう一回ここから優勝に向かって頑張っていきたい」とチームとしての雪辱を誓い「2年連続タイトルを取れるように頑張っていきたい」と力を込めた。