3季ぶりにJ1に挑む清水エスパルスは8日、静岡市内で新体制会見を行った。反町康治GM(60)、秋葉忠宏監督(49)、新加入9選手(2人欠席)が出席。同GMは今季の目標を「10位以内」に設定したことを明かし、「若い選手の台頭を期す1年にした…
3季ぶりにJ1に挑む清水エスパルスは8日、静岡市内で新体制会見を行った。反町康治GM(60)、秋葉忠宏監督(49)、新加入9選手(2人欠席)が出席。同GMは今季の目標を「10位以内」に設定したことを明かし、「若い選手の台頭を期す1年にしたい」と若返りの方針を明言した。ユースとトップの融合も進め、育成型クラブへ前進させていく構えだ。
清水が若き力を結集してJ1の荒波に挑んでいく。昨季1人だった高卒ルーキーは今季4人(西原は昨季プロ契約)。反町GMは昨季終盤、先発を25歳以上が占めたことを挙げ「今年は若い選手の台頭を期す1年にしたい」ときっぱり。「持続可能なチームにしていく」と“SDGs”を推し進める方針を明かした。
育成部門との交流も強化する。昨季トップでコーチを務めた市川大祐氏(44)をトランジションコーチに指名。「下から上、上から下のパイプを強くしたい」とトップ、ユース両方の練習に参加してもらい、情報共有を密にする。また、原輝綺(26)の退団で空いた右サイドバックに2年目のDF高木を充てるプランも明かした。「ダメなら他の選手ではなく、足りない部分を伸ばすのが指導者の仕事」と人材を育てるよう現場に要望した。
GMが3年ぶりのJ1で掲げた目標は「10位以内」。命を受けた秋葉監督は「去年は(J2で)圧倒できたが、我々はJ1では中堅の立ち位置。まずは当たり前にここに居続けることが大事。その上でビッグサプライズを起こす準備をしたい」と意気込んだ。
昨季8得点のMFブラガら複数の主力が退団したが、新たに11人が加わった。またDF住吉、MF宇野ら昨季レンタル組も完全移籍で残留。指揮官は「最高の補強をしてもらった。練習はうそをつかないので37歳だろうが18歳だろうがピッチで見せた選手が先発を勝ち取る」と強調した。
昨季は町田が3位、東京Vが6位と結果を出した。“昇格組だから”は言い訳にならない。スローガンは「ONE FAMILY」を継続。文字通り、フロントも現場も一体となって“育てながら勝つ”を実現していく。(武藤 瑞基)
〇…熊本・大津高から入団するU―18日本代表MF嶋本悠大(18)は「1年目というのは関係なく自分のプレーを出せたら」と意気込んだ。180センチ、69キロのボランチはプレミアリーグWESTで昨季12得点。チームはファイナルを制して日本一に輝き、今冬の全国選手権では3回戦に進出。主力として1得点3アシストを記録した。「ゴールにこだわる。2ケタを目指したい」と貪欲に成長していく。
〇…20年から在籍し、攻撃をけん引してきたMFカルリーニョスジュニオ(30)は唯一、契約未更改となっている。反町GMは「本人、代理人と協議中。それ以上はコメントできない」と説明。背番号10が不在となる可能性が高まっている。またブルガリア代表FWアフメド・アフメドフ(29)、この日獲得が発表されたMFマテウス・ブエノ(26)=ブラジル・グアラニFC=は後日合流する。