第101回箱根駅伝(2、3日)で初優勝と史上6校目の3冠を目指す国学院大は31日、2024年最後の練習を予定通りに終えた。大一番まで、残り2日となったこの日、川崎市の選手寮周辺で各自で調整。前田康弘監督(46)はスポーツ報知の電話取材に応…

 第101回箱根駅伝(2、3日)で初優勝と史上6校目の3冠を目指す国学院大は31日、2024年最後の練習を予定通りに終えた。大一番まで、残り2日となったこの日、川崎市の選手寮周辺で各自で調整。前田康弘監督(46)はスポーツ報知の電話取材に応じ「ここまで順調です。インフルエンザ感染者もゼロです」と冷静に話した。前回大会は12月にチーム内でインフルエンザが流行し、本来の力を発揮できずに5位。往路まで残り2日、復路まで残り3日。ライバル校よりも「怖い」インフルエンザウイルスを封じ込めて、大勝負に向かう。

 国学院大は29日に行われた区間登録で、2区にエースで主将の平林清澄(4年)、3区に副将の山本歩夢(4年)という主軸2人を登録。その一方で出雲駅伝4区、全日本大学駅伝5区で連続区間賞を獲得した野中恒亨(2年)をはじめ、青木瑠郁(3年)、上原琉翔(3年)、辻原輝(2年)の主力4選手を補欠登録で温存した。箱根駅伝では往路(1月2日)、復路(同3日)ともにスタート時間(午前8時)の1時間10分前に当日変更で補欠選手を投入することが可能。

 この日朝、ミーティングを行い、前田監督が厳粛に10区間の選手を発表した。「当日変更を含めて、実際に走る10人をミーティングで伝えました」と静かに話した。当日変更で出番がある選手がいる一方で、出番が消えた選手もいる。選手にとっても、監督にとってもシビアで、つらい瞬間だ。箱根駅伝に向かう「儀式」を終えて、いよいよ戦う準備が整った。

 国学院大の区間登録選手と補欠選手は以下の通り。

 1区 後村 光星(2年)

 2区 平林 清澄(4年)

 3区 山本 歩夢(4年)

 4区 岡村 享一(1年)

 5区 高山 豪起(3年)

 6区 嘉数 純平(3年)

 7区 鶴 元太 (4年)

 8区 佐藤 快成(4年)

 9区 飯国 新太(1年)

10区 吉田蔵之介(2年)

 補欠 中川 雄太(4年)

 補欠 青木 瑠郁(3年)

 補欠 上原 琉翔(3年)

 補欠 辻原 輝 (2年)

 補欠 野中 恒亨(2年)

 補欠 尾熊 迅斗(1年)