「RIZIN DECADE」(31日、さいたまスーパーアリーナ) 「雷神番外地」で、朝倉未来軍と平本蓮軍の全面対抗戦第4試合が行われた。サッカー元日本代表の三浦知良を父に持つ三浦孝太(22)=BRAVE=が、朝倉軍でブレイキンダウン(BD…

 「RIZIN DECADE」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 「雷神番外地」で、朝倉未来軍と平本蓮軍の全面対抗戦第4試合が行われた。サッカー元日本代表の三浦知良を父に持つ三浦孝太(22)=BRAVE=が、朝倉軍でブレイキンダウン(BD)でも活躍する元Krush戦士の冨澤大智(27)に1回1分53秒、顔面への膝蹴りによるTKO負けを喫した。1年ぶりのRIZINとなったが、痛恨の3連敗となった。

 三浦はなかなかテイクダウンを奪えず、左フックを食らってぐらついた後、タックルにいったところに顔面への膝蹴りをまともに合わせられ、真後ろに倒れた。大の字になったところにパウンドを食らい、レフェリーがストップした。

 試合後の会見では首をアイシングしながら臨み、「何も覚えてなくて、わからない。記者会見をやったのは覚えているが、会場に来ていることも今は覚えてない。今何をしに来ているのかがわかってない。試合については覚えてない。うっすら夢みたいに、セレモニーがあったことは徐々に思い出してはきているが、どこまでが現実かモヤモヤする感じ」と振り返った。

 22年大みそかのデビューからは2連勝したが、これで3連敗。今後については涙を流しながら語り、「そもそもデビューできたのは親のおかげ。最初はいい結果を出せていたが、やっぱり格闘技を真剣にやっている人とやると今は力の差を見せられてしまっている。今回決まったときも、この場(大みそかのリング)に立つのはふさわしくないんじゃないかなということも思っていた。周りが背中を押してくれてこの舞台に立てたと思うが、ちょっとデビューしてから知名度が先行して、自分自身、どこに向かっていくべきなのか、どういう風に子供の時から格闘技をやってきた人たちと自信を持って対峙したらいいか(わからない)。自分が出られる理由を親以外でつくりたくて活動していたが、こういう結果に終わると、自分としても自分にしか出せない色を見せるべき場所で見せていった方がいいのかなと思ってしまう。こういう結果が続いてしまうと」と、撤退も示唆した。