阪神・藤川球児新監督(44)が15日、高知県の春野総合運動公園野球場で野球教室に参加した。 藤川監督は国内FA権を行使して残留を決めた原口に対して、チーム内の競争を勝ち抜くことを期待した。「自分で選択して阪神でやっていく覚悟を決めたわけで…

 阪神・藤川球児新監督(44)が15日、高知県の春野総合運動公園野球場で野球教室に参加した。

 藤川監督は国内FA権を行使して残留を決めた原口に対して、チーム内の競争を勝ち抜くことを期待した。「自分で選択して阪神でやっていく覚悟を決めたわけですから」と決断を尊重し、「居残ったわけじゃなくて、勝負すると決めたわけなので。彼と同じように1打席にかける選手が若い選手にもいますから」。定位置争いはもちろん、1軍生き残りに向けて奮起を促した。

 原口は今季も代打で43打数12安打、打率・279と勝負強さを発揮した。ただ、残留を表明した際には「野球人としてそういう気持ちをもって、準備をしていくのが当たり前」とレギュラー奪取に意欲を示している。

 「原口のような選手がまた争うというところでは、激しい競争に勝ち残る必要があるので」。指揮官はチーム活性化のためにもベテランの意地に期待している。