◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一戦12回戦 統一王者・井上尚弥―サム・グッドマン▽WBO世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・武居由樹―ユッタポン・ト…
◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一戦12回戦 統一王者・井上尚弥―サム・グッドマン▽WBO世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・武居由樹―ユッタポン・トンデイ(2025年1月24日、東京・有明アリーナ)
スーパーバンタム級の世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とのクリスマスイブ決戦を目前に負傷したIBF&WBO世界同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)が14日、自身のSNSに動画を投稿。謝罪とともに改めて井上戦へ意欲を示した。
ダブル世界戦をプロモートする大橋ジムにこの日、グッドマン陣営からグッドマンが負傷したとの連絡が入り、挑戦者の負傷回復の状況を含め、両陣営で協議。その結果、興行を来年1月24日に延期することが決まった。会場や対戦カードは変更しない。
海外メディアなどによると、グッドマンは16日に予定された来日を前に、最後のスパーリングを実施したが、その際に左目上をカット。ヘッドギアをつけていたが、左まぶたはパックリと割れ、4針を縫ったという。
グッドマンは動画で「今朝どんなことが起きたかみんなに伝えよう」と切り出し、「東京へフライトする前にスパーリングをしていたが、思わぬアクシデントで(左目上を)カットして、4針縫うことになってしまった。自分で決めることができるなら僕は闘いたいと思ったが、チームは僕を止めようと説得した。こういうことになって本当にショックだが、これが現実。観戦予定の人にお詫びを言いたかっただけです」と謝罪した。
同時に「この戦いを楽しみにしていた日本のファン、そして井上と彼のチームにも謝罪したい。井上はいいファイトをしようと懸命に準備してきたことを知っている。僕はこのチャンスを逃したくないし、この男と闘いたい。私は14週間のキャンプを行ってきて、私は15年のボクシング人生全てをかけてこの位置まで来た。僕はベルトのために彼と闘うチャンスが欲しいだけだ」と井上戦実現を訴えていた。
この日の延期発表を受け、井上自身もSNSに投稿。グッドマンに向けて「お互い最高の状態で闘おう」とエールを送っていた。