◆マリーゴールド「Winter Wonderful Fight 2024」(13日、新宿FACE)観衆464=満員= 女子プロレスのマリーゴールドは13日、新宿FACEで「Winter Wonderful Fight 2024」を開催した。…
◆マリーゴールド「Winter Wonderful Fight 2024」(13日、新宿FACE)観衆464=満員=
女子プロレスのマリーゴールドは13日、新宿FACEで「Winter Wonderful Fight 2024」を開催した。
メインイベントでワールド王者・Sareeeが高橋奈七永と2度目の防衛戦を行った。
この試合は、11月14日の後楽園ホール大会で決まっていたが高橋が11月2日の北海道・ガトーキングダム・サッポロ大会でSareeeとのタッグ前哨戦で裏投げを食らい首を負傷し欠場となり、この日の新宿大会に延期となった。
Sareeeは、11・14後楽園で高橋へ「必殺技の裏投げを封印してやるよ。封印してお前にしっかり勝ってやるよ」と突きつけた。完全に見下された高橋は「こんなバカにされたの28年のプロレス生活で初めてだよ!裏投げは食らわない。お前は私に絶対に勝てない。現実見せてやる」と突きつけた。
「裏投げ」がテーマとなった一戦。開始直後に張り手合戦、さらにマウントからのエルボーの応酬と激しい打撃戦を展開した。高橋がバックドロップで投げれば、Sareeeはドロップキックの連発で対抗。互いの意地が真っ向からぶつかる熱闘は、場外戦でダイビングフットスタンプを食い込ませたSareeeがイスをリング上に持ち込み互いに座ったまま激しい張り手の応酬に発展した。
立ち上がってドロップキックを突き刺したSareeeは、ミサイルキックで挑戦者をダウン。トップロープに駆け上がったが高橋が雪崩式ブレーンバスターで逆転。さらなる攻防で右ヒザを痛めた王者へ追い打ちをかけるように足4の字固めで絞り上げた。窮地を脱したSareeeは、セカンドロープからのダイビングフットスタンプを放つも挑戦者がアンクルホールドからの足4の字固めで再び攻勢に出る。何とかロープに逃げると高橋の冷蔵庫爆弾を封じトップロープからのダイビングフットスタンプを突き刺し、フロントネックロックでギブアップ寸前に追い込んだ。
エルボーで逆襲を狙う挑戦者にSareeeもエルボーで対抗する。高橋のラリアットで両者はダウン。裏投げを放とうとするも高橋がこらえ一気に攻勢に出た。逆に掟破りの裏投げでSareeeを投げたがカウント2で王者は返す。高橋の投げをこらえた王者は背後からスリーパーホールドで絞め上げ、レフェリーが試合を止めた。21分23秒の激闘に終止符が打たれた。
試合後、Sareeeは「今この女子プロレス界で最も熱い女Sareeeです」と胸を張ると、この一戦の勝者と来年1・3大田区総合体育館で闘うことが決まっていた林下詩美へ「上がってこいよ」と呼びかけた。
リングインした林下は「絶対そのベルトを取るし、めちゃくちゃ全力でいきます」と宣言。王者は「お前の言葉に説得力のかけらもないんだよ。眠たくなるような試合やりやがって新年一発目で目覚めさせてやるよ」と切って捨てた。そして「2025年も深紅のベルト防衛してマリーゴールドを私が引っ張る」とエース宣言していた。
◆12・13新宿全成績
▼マリーゴールド・ワールド選手権試合
○王者・Sareee(21分23秒、スリーパーホールド→レフェリーストップ)挑戦者・高橋奈七永●
▼ツインスター選手権試合
挑戦者チーム・○野崎渚、CHIAKI(15分28秒、ノーアルランサー→片エビ固め)王者チーム・MIRAI、桜井麻衣●
▼スーパーフライ級選手権試合
○王者・翔月なつみ(8分41秒、変形回転エビ固め)挑戦者・マイラ・グレース●
▼6人タッグマッチ
林下詩美、天麗皇希、○ビクトリア弓月(13分07秒、ビクトリアクラッチ)青野未来、後藤智香、山田奈保●
▼タッグマッチ
○ボジラ、松井珠紗(8分46秒、ハイアングル・パワーボム→エビ固め)石川奈青、ハミングバード●
▼3WAYマッチ
○瀬戸レア(5分16秒、変形チキンウイング・ホールド)勇気みなみ●
※もう1人は、南小桃