阪神は13日、次期オーナーに阪神電鉄会長兼球団会長の秦雅夫氏(67)が就任すると発表した。来年1月1日付。杉山健博オーナー(66)は退任する。 大阪市内で行われた記者会見で、秦氏は「身に余る大役、とても身の引き締まる思いがしています。正直…
阪神は13日、次期オーナーに阪神電鉄会長兼球団会長の秦雅夫氏(67)が就任すると発表した。来年1月1日付。杉山健博オーナー(66)は退任する。
大阪市内で行われた記者会見で、秦氏は「身に余る大役、とても身の引き締まる思いがしています。正直に申し上げますと、8年ほど前に(阪神)電鉄の社長就任を引き受けた時よりもプレッシャーを感じている」と率直な思いを述べた。
阪神では通例、球団オーナーが代表取締役と取締役会長を兼ねていたが、22年オフに監督復帰した岡田彰布氏とともに、オーナー職に就いた杉山氏は代表権を持たず、球団会長の秦氏が代表権を持つ異例の体制が敷かれていた。
今回の人事で“2頭体制”は解消され、秦氏は「2年前にタイガースの代表取締役会長を引き継ぎ、同じくオーナーを引き継いだ杉山オーナーと二人三脚体制で臨んできました。2人で来シーズンのことを話し合った結果、このタイミングでオーナー交代ということで意見が一致しました」説明した。
秦氏は京大法学部卒業後、1981年4月に阪神電鉄入社。人事部長や常務、専務を歴任し、2017年4月に電鉄社長に就任した。18年12月から22年3月まで球団オーナー代行を務め、同年12月に球団会長、23年4月から電鉄会長を兼ねていた。