高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネルを更新 巨人、メジャーリーグで活躍した高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新し、9日の第3回現役ドラフトで日本ハムから巨人に加入した田中瑛斗投手について言及。ブ…

高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネルを更新

 巨人、メジャーリーグで活躍した高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新し、9日の第3回現役ドラフトで日本ハムから巨人に加入した田中瑛斗投手について言及。ブレークへの改善点と可能性を語った。

 2017年ドラフト3位で日本ハムに入団した25歳右腕。身長184センチ、最速152キロを誇り、カットボール、スライダー、チェンジアップ、フォークボール、シュートを操る。高橋氏は「新庄監督もスター候補といっていた選手を獲れたのは大きいと思う」と語り、投球映像を見て「身長が大きいのは角度を作れるピッチャーと思う。全体のバランスはいいかなと思う」との印象を述べた。

 球種が多いことで「先発を中心に考えたらいいと思います。最速152キロということは、常時140キロ台後半だと思う。今の投手でいえば平均的だと思う。その代わり変化球のコンビネーションで抑えていくことができる」と分析した。

 その一方で「気になるのはコントロール。成績だけしかみていないけど、イニングに対しての四球が多い。そこを改善しないと長いイニングは投げることはできないのは間違いなくいえる」と課題も指摘。今季1軍では3試合の登板で4回を投げて4四球を与えて防御率11.25。2軍では29試合に登板(5先発)し5勝2敗、防御率2.35。46回を投げて17四球、2死球だった。

「ストライクゾーンに投げるのが怖い感じに見える。どんどんフォーシームで自分で攻めていって、そこから変化球を散らしていくことを考えないとダメじゃないかな。自分が勇気をもってどんどんゾーンに投げていく。2軍で活躍できて1軍ではダメという選手が陥りやすいところです。1軍のバッターのレベルが上がることで、ゾーンいったら、甘いところいったら打たれるんじゃないかという気持ちになると思う」と説明した。

 その上で「思い切って早めのカウントのときに甘めでもいいから勢いと気持ちで押し切る感じで投げると、徐々に自分の投球術ができる。可能性は十分にある選手だと思う。そういうところを改善していくことが必要だと思う」と伸び代に期待していた。(Full-Count編集部)