男子ゴルフの米ツアーは11日、日本開催での米ツアー新規大会を発表した。総合コンサルティングのベイカレントが冠スポンサーとしてツアーと複数年契約を結び、「ベイカレント・クラシック」の名称で来秋開催される。発表会見では米ツアー通算10勝の松山…
男子ゴルフの米ツアーは11日、日本開催での米ツアー新規大会を発表した。総合コンサルティングのベイカレントが冠スポンサーとしてツアーと複数年契約を結び、「ベイカレント・クラシック」の名称で来秋開催される。発表会見では米ツアー通算10勝の松山英樹(32)=LEXUS=が登場し、今年度限りで終了になったZOZOチャンピオンシップの後継大会の誕生を喜び、25年大会の優勝を目標として力強く宣言した。また、来季から米ツアーメンバーとなる星野陸也と大西魁斗も出席した。
新スポンサーが現れ、日本開催での米ツアーが継続される。ゴルフファンや選手、関係者が待ち望んでいたうれしい吉報だ。大会の発表会見にスペシャルゲストとして登場した松山も、もちろん目を細めた。
「来年以降どうなるかということを僕も正直心配していたところで、ベイカレントさんが手を挙げていただいた。ジュニアの子たちにも、すごく影響のある大会。その中で僕は日本人でもありますし、もう1回勝ちたいという気持ちも強い。本当にうれしく思っています」
米ツアー・ZOZOチャンピオンシップは今年度限りで幕を閉じた。タイガー・ウッズ(米国)が優勝した第1回の19年大会に始まり、21年は松山が制覇。開催6年で濃密な歴史を紡いできた大会だったが、ZOZOのスポンサー契約満了に伴い終了した。日本開催の継続を目指す米ツアーは新たなスポンサーを探していたが、費用も労力も莫大(ばくだい)な一大イベントにベイカレントが名乗りを上げた形だ。
日本で行われる世界最高峰の戦いは新たな舞台で行われる。ZOZOではコロナ禍の20年を除き千葉県の習志野CCで行われたが、新規大会は神奈川県の名門・横浜CCが会場になる。詳細な開催日時は今後発表され、米ツアーの秋季シリーズに組み込まれる予定になっている。
日本のエースのプライドを懸けて、松山も母国では簡単に負けられない。「2025年大会で勝つことが目標です!」と頼もしく力強く宣言し、“初代王者”を目指すことを誓った。