ロッテは11日、ソフトバンクから国内FA権を行使した石川柊太投手(32)の入団が決まったことを発表した。3年総額6億円規模で契約したとみられる。ソフトバンクや巨人、ヤクルト、オリックスとの争奪戦の末、優勝へのピースを獲得した。 今季は15…
ロッテは11日、ソフトバンクから国内FA権を行使した石川柊太投手(32)の入団が決まったことを発表した。3年総額6億円規模で契約したとみられる。ソフトバンクや巨人、ヤクルト、オリックスとの争奪戦の末、優勝へのピースを獲得した。
今季は15試合に登板し7勝2敗、防御率2・56。パ王者の投手陣の一角としてチームを支えてきた右腕だ。球団を通じて「野球人生の次のステージを千葉ロッテマリーンズさんでスタートさせていただくことが決まりました」と新たな決意を胸にロッテを選んだ。
吉井監督も交渉の場に同席し直接ラブコールを送ってきた。思いが実ったことを受け、球団を通じて「前からすごいピッチャーだと思いながら見ていた」とし、ほれ込んだのは「特徴的なストレートと鋭い変化球」だという。持ち味のパワーカーブは幕張の強風でさらに鋭く変化し、150キロ超えの直球がそれを生かすことになりそうだ。
「ローテーションの柱の1人として大いに期待をしています」と指揮官。今季10勝を挙げていた佐々木のメジャー挑戦に伴う穴埋めが最重要課題だった中、2020年に最多勝と最高勝率を挙げた右腕の獲得は大きい。石川は「リーグ優勝、日本一を達成し、吉井監督を胴上げし、ファンの皆さまに喜んでいただけるピッチングをする覚悟と勇気を持って戦っていきます」。来季でプロ12年目。新天地でも頂点を目指し、全力で腕を振る。