◆プロボクシング ▽スーパーフライ級(契約体重51・5キロ以下)8回戦 田中将吾―ナッツァポン・マノノム(12日、東京・後楽園ホール) アマ6冠で6月にプロデビューした田中将吾(大橋)が11日、東京・文京区の東京ドームシティ内の施設で行われ…

◆プロボクシング ▽スーパーフライ級(契約体重51・5キロ以下)8回戦 田中将吾―ナッツァポン・マノノム(12日、東京・後楽園ホール)

 アマ6冠で6月にプロデビューした田中将吾(大橋)が11日、東京・文京区の東京ドームシティ内の施設で行われた前日計量に臨み、100グラムアンダーの51・4キロで一発クリアした。対戦相手のナッツァポン・マノノム(タイ)はリミットの51・5キロでパスした。

 戦績は22歳の田中が1勝、19歳のナッツァポンが3勝(3KO)1敗。

 計量後取材に応じた田中は「筋肉量が増えていたが、減量は前と変わらず大丈夫でした」と好調をアピールするとともに、さらなる進化の手応えを口にした。大阪・藤井寺市出身。強豪・東洋大の主将を務め、昨年の全日本選手権バンタム級(56キロ以下)で優勝するなどアマチュア6冠を獲得。大橋ジムでは元世界3階級制覇王者の八重樫東トレーナーが担当していることもあり、八重樫氏の現役時代に“激闘王”と呼ばれていたことにあやかって“浪速の激闘王”というニックネームをつけられた。

 6月のプロデビュー戦では、高熊龍之介(松本ACE)に初回ジャブでダウンを奪われながらも3―0判定勝ちで初陣を飾った。「打たれてから打つみたいな試合をしてしまった。今回はそういうことがないように、しっかりディフェンスもしていきたい。打たれずに、一方的に打ちます。序盤で倒せれば」と田中。プロ2戦目でのKO勝ちを目指す。