◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 最終日(6日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6589yd(パー72)7回目の挑戦でプロテストを合格した古家翔香は1アンダー14位から出て1バーディ、2ボギー「73」でプレー。通算イーブ…

7回目のプロテスト挑戦で合格した古家翔香

◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 最終日(6日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6589yd(パー72)

7回目の挑戦でプロテストを合格した古家翔香は1アンダー14位から出て1バーディ、2ボギー「73」でプレー。通算イーブンパー13位でプロ初戦を終えた。

開始1番でバーディを奪う好スタートだったが、その後はパーをセーブする展開が続いた。「1番で良いスタートが切れたけど、うまく流れを作れなかった。ティショットの調子が悪くて、ごまかしながらやっていたけど、ダメでしたね」と11、14番でボギーをたたいてフィニッシュ。結果は振るわなかったが、「一生に一度の試合だったけど、悔しいよりも楽しかったが強いかな」。97期生の“同期”25人とのラウンドは、合否で運命が左右されるプロテストとは大きく違った。

来季は下部ツアーを中心に戦う予定

高校卒業後の2018年に初めてプロテストを受験。結果が出ず、一度はゴルフをやめることも考えた。「このままだと生きていける道がない」と父に相談し、助言もあって、2020年にティーチングプロの資格を取得した。

「ティーチングの資格を取る過程でいろんな人に会って、ツアープロをあきらめた人でもすごくキラキラしていた。自分も活力がわいてきた」。ことし7回目の挑戦で念願の合格。「やっと受けなくて済む。正直実感わかないです。(これまで)下部の大会とかも出られていたし、賞金も出ていたので。変わったのは、カードが2枚になったことぐらいですね」と照れ臭そうに笑った。

今後はツアープロとして下部ツアーを中心に戦う。「実はティーチングの仕事はまだ1回もしたことがない。競技人生が終わったときに始めようかと思っています。まずは下部ツアーで1勝できるように頑張りたい」と初優勝へ意気込んだ。(千葉県長南町/松島流星)