最強守護神として君臨するライデル・マルティネス。(C)産経新聞社 今オフの移籍市場で最大のターゲットとされる助っ人クローザーに関して気になる情報が舞い込んだ。 現地時間12月6日、キューバ出身で、中南米の選手の移籍事情に詳しい全米野球記者協…

最強守護神として君臨するライデル・マルティネス。(C)産経新聞社

 今オフの移籍市場で最大のターゲットとされる助っ人クローザーに関して気になる情報が舞い込んだ。

 現地時間12月6日、キューバ出身で、中南米の選手の移籍事情に詳しい全米野球記者協会所属のフランシス・ロメロ記者が自身のXを更新。今月2日に中日から自由契約選手となったライデル・マルティネスについて「読売ジャイアンツは、キューバの大物守護神ライデル・マルティネスとの契約に強い関心を示しており、ここ数日で一気に最有力候補として浮上している」と伝えた。

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 現在28歳のマルティネスは24年シーズンも安定感は抜群。2度目のセーブ王となる43セーブをマークしたほか、防御率1.09、WHIP0.81とハイアベレージを記録。まだ若く、伸びしろもある守護神はどの球団も欲しているとあって、し烈な争奪戦の行方が熱視線を向けられてきた。

 シーズン終了時点では、再契約を目論んだ中日はもちろん、日本一を争ったソフトバンクとDeNAが「最有力候補」と見られてきた。しかし、ここにきて“球界の盟主”が急浮上してきた。

 今回のFA市場では、阪神から宣言していた大山悠輔獲得を目指した巨人だったが、必死のアプローチも叶わずに交渉失敗。依然としてソフトバンクからFAとなった甲斐拓也と石川柊太の獲得を狙う中で、大山を逃したことによる“余剰資金”で球界最強ストッパー獲得に本腰を入れているようだ。

 キューバの野球事情に明るく、確度の高いニュースを発信しているロメロ記者のスクープだけに、X上で瞬く間に拡散。ファンからは「マジでライデル?」「鉄壁ブルペンできるな」「これは実現したら意外すぎる」といった意見が噴出。とくに現クローザーである大勢の起用法に関して「どうするの?」「先発転向するのかな」「2枚クローザーが出来たら敵なし」「ライデル先発転向はありえるか」といった指摘が目立った。

 最速161キロの直球と高速スプリットも一級品。そんな日本球界で腕を磨いた剛腕の働き場所はどこになるのか。もしも情報通りに阿部巨人入りとなれば、日本一に向かう大きなピースとなるのは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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