◇米国女子◇Qシリーズ・ファイナルクオリファイイング(最終予選会) 初日(5日)◇マグノリアグローブGC(アラバマ州)◇クロッシングコース(6664yd、パー72)、フォールズコース(6643yd、パー71)最終日を前にした4日間の予選ラ…
◇米国女子◇Qシリーズ・ファイナルクオリファイイング(最終予選会) 初日(5日)◇マグノリアグローブGC(アラバマ州)◇クロッシングコース(6664yd、パー72)、フォールズコース(6643yd、パー71)
最終日を前にした4日間の予選ラウンドは全選手が2つのコースを2ラウンドずつ回る。初日の平均スコアはメインのクロッシングコースがパー72に対して「71.805」のアンダーパー。フォールズコースはパー71で「71.834」とオーバーパーだった。岩井千怜の「67」はより難しい18ホールでマークしたからこそ価値がある。
開幕前から「(グリーンの)アンジュレーションが大きい」と警戒していたフォールズコース。出だし1番で3パットボギーが先行すると、すぐに連続バーディを取り返しながら、4番でバンカーからの4打目でも寄せきれずダブルボギーを喫した。「前半はすごく緊張して、ティショットを曲げたり、アプローチもあまり寄らなかった」。6番(パー3)まではパーが1つ。慌ただしい展開でアウトをイーブンパーで終えた。
7人の日本勢では最も遅い午前9時53分のティオフは、午後のタフなコンディションの犠牲になった。時間経過とともに気温が下がり、雨を浴びる時間帯も。「厳しいラウンドになると思っていたんですけど、後半は『きょう一日、楽しく回ろう』というのを貫き通せた」という。インでは6Iでピンそば5mにつけた11番(パー3)をきっかけに5バーディを奪い、4アンダーの6位スタートを決めた。
序盤のダボを帳消しにする巻き返し。「やっぱり日本のコースとは違う。(ミスは)もうしょうがないという気持ちで回っていた。そのぶん、泥臭くバーディを獲っていこうという気持ちだった」。ホールアウト直後は奪ったバーディの数に気づかず、「8個も獲っていたなんてビックリ」というほど目の前のプレーに集中していた。
「ひとりじゃない。『アキちゃんも頑張っている』という気持ちできょうは回れました」とうなずいた。上位25位タイまでが来季序盤戦の出場機会を得られるサバイバルゲーム。姉の岩井明愛はクロッシングコースを6バーディ、3ボギーの「69」で回り、3アンダーの11位。姉妹ともに“圏内”で滑り出した。(アラバマ州モービル/桂川洋一)