米男子ツアーもオフシーズンを迎え、ゴルフギア界は多くの新製品がお披露目されている。GolfWRX.comがPGAツアーの会場内で目撃したものから、最近USGAの適合リスト入りした物まで多岐に渡る。新製品ラッシュは9月の「プロコア選手権」で…
米男子ツアーもオフシーズンを迎え、ゴルフギア界は多くの新製品がお披露目されている。GolfWRX.comがPGAツアーの会場内で目撃したものから、最近USGAの適合リスト入りした物まで多岐に渡る。新製品ラッシュは9月の「プロコア選手権」で始まってから、とどまるところを知らない。2025年の“欲しい物リスト”を作るにはもってこいだ。
スリクソンZXiアイアン
2024年「ツアー選手権」で、松山英樹が新しい「スリクソン ZXi LSドライバー」をテスト。その後もスリクソンは秋季シリーズ(フェデックスカップ・フォール)を通して新製品を続々と発表した。プロコア選手権では「ZXi5」及び「ZXi7」アイアンをお披露目。これらは「ZX5 MkII」、「ZX7 MkII」アイアンの後継モデルと思われる。
8月「BMW選手権」ではキーガン・ブラッドリーがZX7 MKIIを投入して優勝したが、キーガンのモデルとの違い、また一般向けの発表はいつになるのかは、まだ謎に包まれたままだ。
オデッセイの新パター(スクエア2スクエア及びAi-ONEモデル)
これもプロコア選手権で発表。オデッセイは新しい「Ai-ONE スクエア2スクエア ジェイルバードパター」を発表し、GolfWRX.comは現場で同社のゼロトルク設計を初めて目にした。スクエア2スクエアパターシリーズはすでに一般向けにリリースされている。
ミズノ S-3プロトタイプアイアン
あまりに頻繁にゴルフクラブを変更するため、毎週ゴルフバッグ2個を持ってツアーを転戦しているアダム・シェンクは、10月「サンダーソンファームズ選手権」で新しい「ミズノプロ S-3」プロトタイプアイアンをお披露目したことで話題を呼んだ。
シェンクは9番アイアンとピッチングウェッジしかテストしておらず、同社はこのアイアンについて公の場で何も語っていないため、詳細は謎に包まれたまま。果たして一般向けの販売はあるのか、フルセットのお披露目がいつになるかは、続報に期待したい。
L.A.B. OZ.1プロ プロト(OZ.1及びOZ.1i)
我々が初めてL.A.B.ゴルフの新しい「OZ.1マレットパター」についての情報を耳にしたのは、アダム・スコット(オーストラリア)が9月に新しいブルームスティック型のプロトタイプをお披露目したとき。10月「ブラックデザート選手権」でGolfWRX.comは初めて「OZ.1プロ」プロトタイプを発見した。
最終的に、L.A.B.ゴルフは11月になって新しい「OZ.1」及び「OZ.1iパター」を一般向けに公式発表。この新パターは半月型の設計になっており、ユーザーはアルミ製ワンピースのOZ.1と、同社初のフェースインサートを採用したOZ.1iのどちらかを選択することが可能となっている。
タイトリスト プロV1及びプロV1xボール
10月「シュライナーズチルドレンズオープン」にて、タイトリストは新しい2025年モデルの「プロV1」及び「プロV1x」ボールをローンチした。選手の間でも新ボールは注目の的。11月「ザ・RSMクラシック」では37人もの選手が2025年モデルのプロV1(16人)かプロV1x(21人)に乗り換えた。「ザ・RSMクラシック」の優勝者マーベリック・マクニーリーも、新プロV1へ乗り換えたひとりだった。
クリーブランドRTZツアー ラックウェッジ
GolfWRX.comがツアーの現場で初めてクリーブランドの新しい「RTZツアー ラックウェッジ」のプロトタイプを目撃したのはシュライナーズチルドレンズオープンだった。このウェッジが登場した最初の週には、複数のクリーブランド契約選手が新モデルに乗り換えているのだが、これまで同社はこの新設計そのものについても、一般へ向けたリリースの可能性についても、一切を語っていない。現時点において、我々は続報を待つほかない。
コブラDSアダプト ドライバー
これもシュライナーズチルドレンズオープンでのことで、GolfWRX.comは初めてコブラの新「DSアダプト ドライバー」を目にした。初期段階のテスターには、リッキー・ファウラーとジャスティン・サーが含まれていた。
時計の針を一気に今週へ進めると、新コブラDSアダプト ドライバーシリーズの複数のモデルがUSGA適合クラブリストに掲載されており、これはコブラDSアダプトLS、DSアダプト マックスD、DSアダプト マックスK、そしてDSアダプトXといった顔ぶれになっている。
コブラ新ドライバーのローンチは着実に近づきつつあるようだが、その日取りは最後に残された疑問のままとなっている。
キャロウェイElyteシリーズ
最新のUSGA適合リストによると、キャロウェイはまもなくドライバーの新シリーズである“Elyte”ファミリーを発表する模様であり、このシリーズのモデルは「Elyteトリプルダイヤモンド」、「Elyteマックスファスト」、「Elyte」、そして「Elyte X」という陣容になっているようだ。
いつ、実物を目にすることができるのかは、未だ判明していない。しかし、次にPGAツアーの選手たちが大会でティアップする際は、この新シリーズはすでに競技での使用が認可されているということになる。キャロウェイファンの諸君は、シートベルト着用をお忘れなく。
エリート?エライト?キャロウェイの新1W「ELYTE」が適合リスト掲載
ウィルソン ダイナPWRドライバー
ウィルソンの新ドライバーが目撃されたのはザ・RSMクラシックでのこと。モデルは「ダイナPWRカーボン」、「ダイナPWRマックス」、「ダイナPWR LS」の3種類で、いずれのモデルにもカーボンのクラウンとソールプレートが装着されていた。マーチン・トレーナー(フランス)は、この新ドライバーが登場した最初の週にこれを実戦投入したが、他の選手たちは大会に向けてテストをするにとどまった。
ピンG440ドライバー
ザ・RSMクラシックでGolfWRX.comは、ピンの新作「G440 LST」、「G440マックスドライバー」を発見。これらクラブがUSGAの適合リストに掲載されたのは前週のことだったため、我々はまだPGAツアーの試合会場ではこれらドライバーを見てはいない。PGAツアーの次戦では、誰が最初に新シリーズへ乗り換えるかに注目だ。
新モデルに関する詳細情報はリリースされていないが、こちらも近日中に続報が入ることになりそうだ。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)