元阪神で独立リーグ・和歌山のGMを務める浜中治氏が1日、阪神の野口恭佑外野手、井坪陽生外野手、川原陸投手ら現役選手やOBとともに、神戸市立住吉小学校で開かれた野球教室に参加。神戸市内の小学2~6年生約150人へ、キャッチボールやポジション…

 元阪神で独立リーグ・和歌山のGMを務める浜中治氏が1日、阪神の野口恭佑外野手、井坪陽生外野手、川原陸投手ら現役選手やOBとともに、神戸市立住吉小学校で開かれた野球教室に参加。神戸市内の小学2~6年生約150人へ、キャッチボールやポジション別練習などで指導を行った。

 今回の野球教室は元阪神の投手で、現在はJR住吉駅前でラーメン店「加虎」を経営する加藤隆行さん(41)が企画。野球人口の拡大や地域の活性化を願い、地元の不動産会社「イーアールシーティーズ」と協力し今年で2回目の開催となる。

 指導を終えた浜中氏は「色んなバッティングをする子供たちがいるので、その中でも分かりやすく今後に役に立つよう話しました。小学生なので難しいことを言っても分からないので情報が沢山ある中で分かりやすく伝えあげたいと思いました」と、語った。

 後輩の加藤さんについて「現役生活は短かったですけど、ラーメン屋や焼肉屋をやりながら地域貢献をしてるのは素晴らしい」とし、「野球をやってたからこそ『何くそ根性』が加藤自身にもある。そんな姿を僕も見て来たので今日は参加させて頂きました」と、思いやった。

 現役選手やOB選手の派遣などで協力したイーアールシティーズの佐々木民幸社長(50)は「初めて現地に来たのですがこんなに賑わってるのに驚いてます。我々も地域の方々と触れ合う機会を作れて野球人口拡大の一助となりたい」と語った。企画した加藤さんは「子供たちが喜んでる姿を見れるのが一番です。現役を引退してからも、この街で居酒屋から今はラーメン屋とやり続けて来て、地域の方々と交流が生まれました。来年、再来年も開催出来るよう、これからも地域の方々とともに歩いて行きたい」と、今後への意気込みを語った。