陸上の川内優輝(37)=あいおいニッセイ同和損保=が1日、自身のX(旧ツイッター)を更新。「防府読売マラソンは2時間33分01秒で38位でした」と記し、この日出場したマラソンの結果を報告した。 川内が国内のフルマラソンを走るのは1月のいぶ…

 陸上の川内優輝(37)=あいおいニッセイ同和損保=が1日、自身のX(旧ツイッター)を更新。「防府読売マラソンは2時間33分01秒で38位でした」と記し、この日出場したマラソンの結果を報告した。

 川内が国内のフルマラソンを走るのは1月のいぶすき菜の花マラソン以来、11カ月ぶり。年明けに左下半身を痛め、4月に「左ハムストリング起始部損傷による炎症が原因の座骨神経痛」と診断されて、長くリハビリを続けていた。

 この日の投稿では「患部周辺に張りは出ましたが鋭い痛みは出ませんでした」としたものの、「最後の競技場に入ってから患部と逆脚のハムストリングが攣ってしまい、ほぼ歩いてゴールしました」と振り返った。

 前日には16年連続121度目のサブ20(2時間20分切り)を「最低限達成したい」としていたが、ほど遠い結果に。痛み止めを飲んでまで走った7月のパリマラソン(2時間31分3秒)を下回るタイムに「『パリの時にはまだあったマラソンへの対応能力は完全になくなったのだ』と思いました」と記した。

 そんな走りでも応援してくれた沿道のファンや、追い抜く際にゲキを飛ばしてくれた市民ランナー、レース後に処置してくれた医療スタッフらに感謝した。最後は女子選手にも抜かれたレース展開を振り返りながら「元の状態に戻すには、かなり時間がかかると思いました」と自己分析。来夏まではマラソンの記録は狙わず、ハーフマラソンなどで徐々にスピードを戻すような練習に取り組むした。