日本ハム選手会納会ゴルフが1日、北海道苫小牧市の北海道ブルックスカントリークラブで行われ、22年10月に阪神からトレード移籍した江越大賀外野手(31)と斎藤友貴哉投手(29)が参加した。江越は戦力外通告を受け、自身のSNSで引退を表明。斎…
日本ハム選手会納会ゴルフが1日、北海道苫小牧市の北海道ブルックスカントリークラブで行われ、22年10月に阪神からトレード移籍した江越大賀外野手(31)と斎藤友貴哉投手(29)が参加した。江越は戦力外通告を受け、自身のSNSで引退を表明。斎藤友は前日のファンフェスティバルで新庄剛志監督(52)から守護神に指名された。
極寒の北海道。最初にラウンドを終えた江越は斎藤友への思いを語った。「一緒にファイターズ来たんで。そうですね。他の選手より頑張ってほしいっていう気持ちは強いんで。そこは、抑えでいってくれたらうれしいですね」とエールを送った。
終盤にラウンドを終えた斎藤友は江越の言葉を伝え聞くと、真剣な表情。「すごく支えていただいたので。自分の中で支えになったので。江越さんの分までじゃないですけど、ホントに頑張りたいと思います」と話した。
斎藤友は新庄監督の守護神指名の意図を自分なりに解釈する。「指名してもらったけど、競争だと思うんで、覚悟を持って、責任をもってオフを過ごしていきたい」と気を引き締めた。目標とする平均球速アップの土台作りへ「技術と体力をしっかりつけていきたい」とオフのテーマを明かすした。
ともに覚醒を期待されて、新庄監督の熱いオファーでトレードが実現した。斎藤友は「可能性っていうのはいっぱいあって、まだまだやれるって自分をすごい感じてます」と江越の分も潜在能力を解き放つ思いだ。
一方「今はスッキリしています」と心境を話した江越。新天地として阪神からの「野球振興室」入りのオファーを受けることを明言。「子どもたちと遊びます」と白い歯を見せた。明暗が分かれた2人。それぞれの道を歩む。