ソフトバンク尾形崇斗投手(25)が、来季は最速160キロ超の直球と2球種の変化球習得で「勝利の方程式」に割って入るつもりだ。1日、福岡・飯塚市の商業施設で行われたトークショーに参加。「とにかく来季は登板を重ねていくこと。火消しとか回またぎと…

ソフトバンク尾形崇斗投手(25)が、来季は最速160キロ超の直球と2球種の変化球習得で「勝利の方程式」に割って入るつもりだ。1日、福岡・飯塚市の商業施設で行われたトークショーに参加。「とにかく来季は登板を重ねていくこと。火消しとか回またぎとか、とにかく勝ちパターンでは何でも投げたい」。今季は3月に右肩のコンディション不良で出遅れたが、終盤の9月以降に2勝3ホールドをマークするなど12試合に登板し、防御率2・31の数字を残した。

オスナ、ヘルナンデス、松本裕、杉山など分厚いブルペン陣の中でさらに武器とするのは160キロ超の速球と落ち幅の大きなチェンジアップ、ツーシームの2つの変化球だ。「球速100マイル(約161キロ)は出したいし、2つの新球がゲームレベルで使えれば、特に右打者には有効と思う」。シーズン終了直後からひそかに新チェンジアップ習得に取り組み自主トレでの投球プログラムもすでに作成。右打者の内角へ浮き上がるように食い込むツーシームはパドレスのダルビッシュを参考にしたという。

初体験となった日本シリーズではチーム最多の4試合に登板。結果は残せなかったが、大きな経験となった。「それを糧にしてステップアップすることがすごく大事」と8年目のシーズンに向け気持ちを引き締めていた。