「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」で投票状況が公開されている 米野球殿堂は11月18日(日本時間19日)、2025年の米殿堂入り候補者28人を発表した。マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務め…
「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」で投票状況が公開されている
米野球殿堂は11月18日(日本時間19日)、2025年の米殿堂入り候補者28人を発表した。マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が新たに加わった。通算3089安打、509盗塁など輝かしい功績を誇るイチロー氏は満票での殿堂入りも期待されている。候補者入りから約2週間が経ったが、ひとまずは“順調”の模様だ。
米野球殿堂入りは、メジャーで10年以上プレーした選手が引退から5年で資格を得る。全米野球記者協会に10年以上連続で所属する記者による投票で決定。有資格者から最大10人まで投票でき、全投票数の75パーセント以上を集めると、殿堂入りとなる。ほとんどの投票者が自身の投票結果を公表しており、米サイト「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」では“進捗状況”を確認できる。
29日(同30日)時点で5人が投票結果を明かしており、イチロー氏は堂々の得票率“100%”。同じ2001年にメジャーデビューし、2007年にサイ・ヤング賞、通算251勝のCC・サバシア氏も現状は満票となっている。一方で15人は0票。レッドソックスで活躍した2008年MVPのダスティン・ペドロイア氏、イチロー氏と同時期にマリナーズのエースだった通算169勝、2010年サイ・ヤング賞投手のフェリックス・ヘルナンデス氏も0票だ。
米野球殿堂に満票で選出されたのは、2019年のマリアノ・リベラ氏のみ。デレク・ジーター氏は1票、2016年のケン・グリフィーJr.氏も3票足りなかった。果たして、野手史上初の快挙となるだろうか。(Full-Count編集部)