国内FA権を行使していた阪神・大山が、自チームの条件を上回ると思われる6年契約を提示した巨人のオファーを蹴り、阪神残留を選択した。中日・木下も残留を決断したが、今オフにFA権を行使した選手は総勢9人。ソフトバンク・甲斐、石川、阪神・原口ら…

 国内FA権を行使していた阪神・大山が、自チームの条件を上回ると思われる6年契約を提示した巨人のオファーを蹴り、阪神残留を選択した。中日・木下も残留を決断したが、今オフにFA権を行使した選手は総勢9人。ソフトバンク・甲斐、石川、阪神・原口らは来季、いったいどんな柄のユニホームを着ているのだろうか。

 今オフのFA市場で大山と並んで人気が高いのが、ソフトバンクの強肩捕手・甲斐と、育成入団から通算56勝を挙げている石川だ。甲斐には巨人が触手を伸ばしており、ソフトバンクを上回る条件を提示しているとされる。石川には巨人、ヤクルト、ロッテ、オリックスが興味を示しており、ソフトバンクを含めて5球団の争奪戦となっている模様だ。

 阪神・原口は23日に「今はまだ動きはなくて静観しています。どこかと連絡を取ったりもまだないです」と、現時点で他球団からオファーが届いていない状況であることを明かしている。楽天・茂木に関してはヤクルトの小川GMが「参加することになります」と獲得に動くことを表明している。

 巨人・菅野と広島・九里は海外FA権を行使しており、ともに米大リーグへの挑戦を視野に入れている。

 また、ロッテ・佐々木、中日・小笠原、阪神・青柳は、ポスティングシステムを利用しての米大リーグ挑戦を球団から認められており、こちらは年が明けてから本格的に動き出すといったスケジュールになると思われる。