日本ハムのファンフェスティバル「Fフェス」が30日、エスコンフィールドで行われた。最後の挨拶で新庄剛志監督(52)が集まった2万8170人のファンの前でサプライズを演出。来季の開幕投手に金村尚真投手(24)と発表。さらにホーム開幕戦に伊藤…
日本ハムのファンフェスティバル「Fフェス」が30日、エスコンフィールドで行われた。最後の挨拶で新庄剛志監督(52)が集まった2万8170人のファンの前でサプライズを演出。来季の開幕投手に金村尚真投手(24)と発表。さらにホーム開幕戦に伊藤大海投手(27)、開幕4番に野村佑希内野手(24)、抑えに斎藤友貴哉投手(29)と田中正義投手(30)を起用することを公言した。
選手全員が特設ステージに並び、中央に新庄監督が立った。「いきなりですが、来年の大事な大事な戦いの開幕投手を発表します。金村君で行きたいと思います」。大歓声と同時に、驚きを隠せないのは金村。そのまま新庄監督に促されステージ中央でマイクを取った。
「本当にこの場で初めて聞いたので自分自身がびっくりしています。任されたからにはしっかり来年に向けてしっかりレベルアップして…」。何度も言葉を詰まらせながらの挨拶。最後は新庄監督から強制終了を命じられ、舞台横に退いた。
フェス終了後に取材に応じた金村。「本当に何も聞かされてなくて。聞いた瞬間は頭が真っ白になって。ちょっと言葉がでなかったです」と指名の瞬間を振り返った。
2年目の今季はリリーフで開幕を迎え、5月から先発に転向。7勝6敗、防御率2・38の成績を残した。大抜てきに「開幕ローテーションに入る思いで練習をやっていたので。めちゃめちゃ刺されました」と苦笑い。「3年目で経験させてくれるのは今後に期待しているのかなっていうのは感じるので、そこはありがたみを持ってプレーしたい」と前を向いた。