◆第75回チャレンジC・G3(11月30日、京都競馬場・芝2000メートル、良) 伝統の中距離重賞は15頭で争われ、川田将雅騎手が騎乗した3番人気のラヴェル(牝4歳、栗東・矢作芳人厩舎、父キタサンブラック)が重賞2勝目を飾った。勝ちタイムは…

◆第75回チャレンジC・G3(11月30日、京都競馬場・芝2000メートル、良)

 伝統の中距離重賞は15頭で争われ、川田将雅騎手が騎乗した3番人気のラヴェル(牝4歳、栗東・矢作芳人厩舎、父キタサンブラック)が重賞2勝目を飾った。勝ちタイムは1分58秒2。

 2歳時の22年アルテミスSで、のちの3冠牝馬リバティアイランドを破って重賞初制覇。その後は2ケタ着順が5度あるなど勝利が遠かったが、前走のエリザベス女王杯で2着と力を示していた。牝馬の勝利は20年レイパパレ以来。

 2着は6番人気のディープモンスター(浜中俊騎手)、3着は13番人気のエアファンディタ(武豊騎手)が入った。右前肢の腱周囲炎で長期休養し、1年7か月ぶりのレースだったボルドグフーシュ(松山弘平騎手)は4着だった。

 松山弘平騎手(ボルドグフーシュ=4着)「久々のぶん、気負うところはあったが、我慢してくれた。ためるというよりは長く脚を使える馬なので、自分から動かしていったが、最後まで頑張ってくれた」

 幸英明騎手(セイウンハーデス=5着)「1年以上の休み明けでも十分見せ場はあった。改めて力があるところを見せてくれたし、使ったあと順調なら次はよくなってきそう」

 田口貫太騎手(マイネルモーント=6着)「道中はリズム良く走れた。最後まで踏ん張ってくれていると思う」

 ライアン・ムーア騎手(ダノンエアズロック=7着)「いいスタートが切れて、道中もいいポジションで競馬ができたが、期待したほどのしまいの脚を見せてくれなかった」

 丹内祐次騎手(コガネノソラ=8着)「1コーナーの入りまでは良かったんですけどね。動きたいときに動けなかったですね」

 クリストフ・ルメール騎手(アルビージャ=9着)「速いペースにも冷静に走ってくれた。3コーナーで3頭が下がってきて、一緒に下がってしまった。我慢していて手応えはよかった」

 杉原誠人騎手(エピファニー=11着)「流れもペースも向く展開だったが、勝ち馬と2着馬のそばにいてこの馬だけ伸びなかった。気持ちが切れてしまったのかな」

 クリスチャン・デムーロ騎手(マキシ=12着)「ゲートでつまずき、遅れてしまった。最後は脚が残っていなかった。ゲートが全てです」

 岩田望来騎手(ルペルカーリア=13着)「『こんな競馬をしてほしい』という指示通りの競馬ができた。オーバーペースかと思ったけど、したい競馬はできた。最後止まったのは休み明けのぶん。状態のいい時に期待したい」

 団野大成騎手(バビット=14着)「向こう正面で他馬にからまれて。ハミをかんでしまった。いつもの走りができなかった」