◆第58回ステイヤーズS・G2(11月30日、中山・芝3600メートル、良) 平地では最長距離で行われる重賞は14頭によって争われ、北村友一騎手が騎乗した単勝2番人気のシュヴァリエローズ(牡6歳、栗東・清水久詞厩舎、父ディープインパクト)が…
◆第58回ステイヤーズS・G2(11月30日、中山・芝3600メートル、良)
平地では最長距離で行われる重賞は14頭によって争われ、北村友一騎手が騎乗した単勝2番人気のシュヴァリエローズ(牡6歳、栗東・清水久詞厩舎、父ディープインパクト)が先行集団でレースを進め、4コーナーで先頭に立つと後続の猛追を鼻差しのいで勝利した。前走の京都大賞典から連勝で重賞2勝目。距離を延ばして成績が上昇したスタミナ自慢らしく、マラソンレースで結果を出した。ディープインパクト産駒の勝利は2019年のモンドインテロ以来となる通算2勝目。
2着に12番人気のシルブロン(トム・マーカンド騎手)、3着は6番人気のダンディズム(戸崎圭太騎手)が入った。1番人気に支持されたゴールデンスナップは4着で、1986年シーナンレディー(牝6歳)以来38年ぶり2頭目の牝馬Vはならなかった。勝ち時計は3分46秒7。3連単は25万2340円の好配当となった。
戸崎圭太騎手(ダンディズム=3着)「少し出負けしましたけど内枠もあってポジションを取りました。リズム良くロスなく走れました」
坂井瑠星騎手(ゴールデンスナップ=4着)「気配は良かった。自分から動かなければいけない展開になったけど、手応え以上に頑張ってくれた」
酒井学騎手(メイショウブレゲ=5着)「2周目からのイメージで乗った。テンはサイドに馬を置かず力ませないようにした。向こう正面ではしっかりハミを取ってくれたけど頭が高いぶんこの着順になった」
菅原明良騎手(サンライズソレイユ=6着)「道中はところどころでハミを取った。真面目で気合も入っていたしいい雰囲気で運べた。よく走っています」
石川裕紀人騎手(マイネルケレリウス=7着)「終始引っ掛かっていたけど長距離適性を感じた。慣れてくれば大きいところを取れると思う」
石橋脩騎手(アイアンバローズ=8着)「乗った雰囲気は悪くなかったしやる気があった。最後は久々のぶんかもしれないけどよく頑張っている」
荻野極騎手(フルール=9着)「馬にとって楽なリズムで運べた。思い描いたレースができたけど最後は甘くなった」
横山武史騎手(クールミラボー=11着)「久々の芝で距離も特殊なレースでしたがよく頑張ってくれました。芝の走りは悪くなかったけど開幕週というタイプではないですね」
西村淳也騎手(ミクソロジー=13着)「昔のミクソロジーではありません。いい時を知っているだけに、まだその頃に戻っていません」