大学ラグビーの関東対抗戦で早大―明大による「早明戦」は、12月1日・国立競技場で100回目の対戦を迎える。節目の伝統の一戦を前に、早大のフッカー佐藤健次主将は「今年はキャプテンになり、負けられないのはそうだけど、特に何かを変えた訳ではない…

 大学ラグビーの関東対抗戦で早大―明大による「早明戦」は、12月1日・国立競技場で100回目の対戦を迎える。節目の伝統の一戦を前に、早大のフッカー佐藤健次主将は「今年はキャプテンになり、負けられないのはそうだけど、特に何かを変えた訳ではない。自分たちがやるべきことに、集中する」と、落ち着いた表情で語った。

 早大はここまで、対抗戦6戦全勝。3日には帝京大を48―17で下し、学生王者の連勝を34で止めた。迎える明大は1敗で、この早明戦が優勝決定戦となる。17季ぶりの全勝Vを目指す早大だが、佐藤は「僕たちが目指すところは、大学選手権の優勝。上だけを見て、大学選手権優勝だけを見て成長しないといけない一戦。それを体現できれば」と、チームとしての目標に向け不変を強調した。

 秋まで日本代表に帯同したFB矢崎由高(2年)の言葉も同じ。100回と言う数字に「僕が今20歳で、その5倍。伝統を築き上げてきた先輩たち、こうして部が100年たっているというのが本当にすごい」と率直な言葉を述べつつ「優勝がかかってるからとか、そういった理由で気持ちがどうなる、とかはない。一戦一戦全力で戦って、勝つ。それを目標にしている」と、言葉に力を込める。節目の伝統の一戦は12月1日、国立競技場で午後2時にキックオフを迎える。