大学ラグビーの対抗戦で早大、明大による伝統の「早明戦」は、12月1日に100回目の対決を迎える。29日は試合登録メンバーが発表され、両チームのSOは早大・服部亮太、明大・萩井耀司の1年生が先発する。練習後に取材に応じた服部は「初めての早明…

 大学ラグビーの対抗戦で早大、明大による伝統の「早明戦」は、12月1日に100回目の対決を迎える。29日は試合登録メンバーが発表され、両チームのSOは早大・服部亮太、明大・萩井耀司の1年生が先発する。練習後に取材に応じた服部は「初めての早明戦。全勝優勝がかかっているけど、気負わずに早明戦の舞台を楽しみたい」と意気込んだ。

 佐賀工出身の服部は、飛距離のあるキックとランを武器に早大の攻撃をけん引。昨年、桐蔭学園を高校2冠に導いた萩井とは高校日本代表から切磋琢磨(せっさたくま)する仲で「彼もキックの精度がいい。気をつけないといけない」と警戒する。早大は勝てば17季ぶりの全勝Vだが「相手も死に物狂いでくる」と、伝統の一戦をにらむ。

 舞台は国立競技場。明大は、26点差以上での勝利で逆転優勝の可能性を残している。「チームでしっかりやらないと食われるぞ、と話している。しっかりやらないといけない」と服部。早大の司令塔は、ルーキーらしからぬ落ち着きだった。(大谷 翔太)