「女子ゴルフ・QTファイナル・最終日」(29日、葛城GC宇刈C=パー72) 来季の日本ツアー出場資格を懸け、第1回リランキングまでの出場優先順を決める最終予選会が終了した。今季から米ツアーに参戦している吉田優利(24)=エプソン=は71で…
「女子ゴルフ・QTファイナル・最終日」(29日、葛城GC宇刈C=パー72)
来季の日本ツアー出場資格を懸け、第1回リランキングまでの出場優先順を決める最終予選会が終了した。今季から米ツアーに参戦している吉田優利(24)=エプソン=は71で回り、通算2アンダーの7位。国内の出場権を確保し、次週出場予定の米女子ツアー最終予選会へ弾みをつけた。35位前後が来季前半戦のフル出場が見込め、永井花奈が通算7アンダーで1位。ポイントランキング57位で初シードを逃した政田夢乃は9位。昨季2勝の菅沼菜々は102位で、予選会(QT)での出場は見込めない状況となった。
吉田優が貫禄の上位通過を果たした。強風が吹く難しい条件下でも71にまとめきり、まずは、すでに保持している複数年シードを行使することなく日本での来季の“職場”を確保した。
今季から主戦場を米ツアーに移したが、ポイントランキング102位で、100位までの“準シード”には一歩届かず。休む間もなく次週は2年連続となる米ツアーの最終予選会に出場するが「(今週が)始まる前よりいい状態になったと思う」と弾みをつける形となった。
同予選会は昨年7位で念願の米国進出を果たした。しかし、今年は優先出場権に関する規定が変更。昨年は45位までならある程度の試合に出場できたが、今年は25位までの狭き門となった。米ツアー参戦継続を基本線としながらも、安心材料を確保し「試合が始まるまでにいい準備ができたら」と白い歯を見せた。