阪神の近本光司外野手(30)が29日、サンテレビの「熱血!タイガース党」に生出演し、取材に対応。大山の残留について「すごい悩んでたんで。いろんなストレスもあったと思うんで。まず決まったことが良かったかなと思います」と目尻を下げて喜び、来季…

 阪神の近本光司外野手(30)が29日、サンテレビの「熱血!タイガース党」に生出演し、取材に対応。大山の残留について「すごい悩んでたんで。いろんなストレスもあったと思うんで。まず決まったことが良かったかなと思います」と目尻を下げて喜び、来季の日本一奪還を約束し合ったことを明かした。

 大山は13日に行使を表明していた中、残留を決意したこの日に、近本の下へ電話がかかってきた。「またタイガースで優勝したいね。来年できるように一緒に頑張ろう」といった言葉を交わすなど、大山の阪神への思いを受け止めて、来季へと決意を固めた。

 近本自身、チームを支える存在でありながら「若い子たちにもすごいコミュニケーション取ってますし。先輩からも頼れるし、後輩からも頼られる存在」と同学年の大山の大きな存在感を語った。残留の決め手の一つになったという28日の選手会納会でも、積極的に会話する姿を見たという。

 今季1番を多く任されてきた近本。自身の出塁から大山が返すというパターンが来季も繰り広げられる。「しっかりプレーで引っ張っていくことが大事なんで、自分のできることをしっかりやりたいなと思います」。頼れる虎の主砲とともに、来季もチームをけん引する。