「北陸艇王決戦・G1」(29日、三国) 57、63回大会覇者の太田和美(51)=大阪・69期・A1=が巻き返しに闘志を燃やした。 2日目8Rはイン逃げならずも、悲観する様子はなかった。「(差しを許した2号艇の)金子君がめちゃくちゃ出ている…

 「北陸艇王決戦・G1」(29日、三国)

 57、63回大会覇者の太田和美(51)=大阪・69期・A1=が巻き返しに闘志を燃やした。

 2日目8Rはイン逃げならずも、悲観する様子はなかった。「(差しを許した2号艇の)金子君がめちゃくちゃ出ているからね。もちろん逃げたかったけど、最低限2等は取れた。いい人に伸びられているだけであって、足は中堅上位はあると思う」。エンジンの動きは決して悪くない。「あと3走、頑張りたい」と、この悔しさは次のレースで晴らしてみせる。

 前検日には「ここは相性がいいと思っているんでね。頑張りたい」と8年ぶり3回目の優勝へ意気込んでいた。初日のオープニングセレモニーでは「盛り上がっていないんで、元気出していきましょう」と選手、ファンにお願いし、そこから会場の雰囲気が明るくなったのが印象的だった。このまま終わるわけにはいかない。太田が魂の走りで準優進出へ望みをつなげる。