阪神の前川右京外野手(21)が23日、フレッシュ大賞に選出された。最も飛躍した若手に贈られる賞で粟井球団社長から賞金1000万円を受け取った。今季の年俸850万円(推定)を超えるビッグボーナスに頬が緩んだ。 昨年は小野寺、石井、桐敷の3選…

 阪神の前川右京外野手(21)が23日、フレッシュ大賞に選出された。最も飛躍した若手に贈られる賞で粟井球団社長から賞金1000万円を受け取った。今季の年俸850万円(推定)を超えるビッグボーナスに頬が緩んだ。

 昨年は小野寺、石井、桐敷の3選手が選ばれるなど、例年は複数選手の受賞だった。「いつも2、3人だったんで、そうかなと思ってたんですけど。1人だったんでビックリしました」とニヤリ。当然、3人だと3等分だが、今回は大報酬を独り占めする形となった。

 「家族やお世話になった方に何か形として買えたら」と“孝行息子”な使い道を宣言。ただ、藤川監督からは意外な使い道を助言された。報道陣を通じて「運用すればいいですけどね」と新NISAなどを利用しての資産運用をオススメされた。しかし、前川はポカンと口を開け「運用って何ですか?あんまよくわからないです」。まだ21歳、さすがにそこまでは考えていなかった。

 今は資産運用よりも自己投資。今後の契約更改でも年俸の大幅アップが見込まれる。「求められる分、上がると思う。その期待値が上がる分、数字を上げて期待に応えられるようにしたい」。運用は知らずとも、考えは真面目で冷静。着実に大人の階段を上っている。