◆ラグビー▽関東大学対抗戦 早大57―3慶大(23日、秩父宮ラグビー場) 101回目を迎えた早大―慶大による伝統の「早慶戦」は、早大が57―3で慶大を圧倒。慶大はノートライで完敗を喫し、ゲーム主将のSH小城大和(4年)は「チームとしてこの早…
◆ラグビー▽関東大学対抗戦 早大57―3慶大(23日、秩父宮ラグビー場)
101回目を迎えた早大―慶大による伝統の「早慶戦」は、早大が57―3で慶大を圧倒。慶大はノートライで完敗を喫し、ゲーム主将のSH小城大和(4年)は「チームとしてこの早慶戦をターゲットに準備をしてきたけど、結果的に大差で負けてしまった。自陣に押し込められて、自分たちのラグビーができなかった」と、唇をかんだ。
相手は長距離砲の1年生SO・服部亮太を擁する早大。小城は「服部君に気持ちよく蹴らせてしまった。そこが一番反省すべきところ」と、エリアの取り合いで後手に回った一戦を振り返った。3―17の前半27分には、服部の「50:22」を起点にラインアウトモールで早大がトライ。後半もキックパスで服部が“アシスト”するなど「服部選手のキックで後手に回ってしまった部分がある」とリズムに乗れなかった。
青貫浩之監督は、主将のフッカー中山大暉を脳しんとうの影響で欠く中「厳しい戦いになるとは選手に言っていた」。その中でも誤算は「ブレイクダウン(接点)。(早大の)ブレイクダウンが想像以上に強くて、ターンオーバーに至らず強みのモールに持って行けなかった」と分析した。大敗を喫し「今日の結果は、選手にとってはショックだったと思う」と指揮官。その中で「こういう時こそ、人間性が試される。負けずに一歩乗り越え、相手に向かっていくのが慶応らしさ」と、次戦の日体大戦(12月1日、熊谷)へ再起を促した。