<ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12:侍ジャパン-台湾>◇23日◇東京ドーム侍ジャパンが“怒りの1発”で先制した。3試合ぶりに「1番・二塁」でスタメン出場した村林一輝内野手(27)が初回に先頭打者本塁打。カウント2ボール…

<ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12:侍ジャパン-台湾>◇23日◇東京ドーム

侍ジャパンが“怒りの1発”で先制した。

3試合ぶりに「1番・二塁」でスタメン出場した村林一輝内野手(27)が初回に先頭打者本塁打。カウント2ボールから、ファーストスイングで打球を左翼スタンドに運んだ。

試合前、台湾側と一騒動が起きた。決勝進出が決まった台湾代表が、不可解な予告先発の変更を断行。当初前夜に発表されていた林■(■は日の下に立)■(■は王ヘンに民)投手(21=ダイヤモンドバックス傘下3A)から陳柏清投手(26)への先発変更が発表された。陳は2試合連続先発となる。決勝で林を投げさせるための温存策と思われ、同じく決勝進出を決めた侍ジャパンサイドから疑問の声が出ていた。

第1試合でのベネズエラ-米国戦で、米国勝利が日本と台湾の決勝進出条件だった。関係者によると、試合中の米国リードの時点で変更の申し入れをしてきたという。予告変更の一報を受けた日本側は「スポーツマンシップに反する」と反論。主催するWBSCは、台湾に罰金3000ドル(約47万円)に課すことで変更を認めた。また日本側は、同じ左投手を先発させるよう要請。台湾はいずれも受け入れ、陳の先発が決まった。

試合開始前から一波乱が起き、極めて異例の状況でプレーボールがかかった一戦。緊急登板となった陳に先制パンチを食らわせた形になった。さらに無死一、二塁で4番の森下翔太外野手(24)が左翼線に2点適時二塁打。陳は1回持たず、0回1/3を18球、2安打2四死球、4失点でKO降板となった。