◆卓球世界ツアー ▽WTTファイナル 第3日(22日、福岡・北九州市立総合体育館) 男子シングルス準決勝が行われ、世界ランク7位の張本智和(智和企画)は同2位の林詩棟(中国)にゲームカウント0―2から追いつくと、フルゲームの激闘の末に撃破し…

◆卓球世界ツアー ▽WTTファイナル 第3日(22日、福岡・北九州市立総合体育館)

 男子シングルス準決勝が行われ、世界ランク7位の張本智和(智和企画)は同2位の林詩棟(中国)にゲームカウント0―2から追いつくと、フルゲームの激闘の末に撃破した。

 過去の対戦で3勝1敗だった19歳の中国の新鋭に対し、張本智は先に2ゲームを取られた。第3ゲームはサーブ3球目でフォアハンドをミドルに打ち抜くなど取り返した。ゲームカウント3―3の最終ゲームは、5―5からサーブで崩し、3球目でスマッシュを決めるなど2連続得点。8―8からはバックで攻撃的なレシーブのチキータ。先にマッチポイントを握られたが、後ろに下がったラリーを制し、最後はフォアで決めきり、12―10で制した。

 激闘を制した張本智は、前身大会のワールドツアー・グランドファイナルを15歳で制して以来、6年ぶりのファイナル制覇に王手をかけた。