「明治神宮野球大会・高校の部・準決勝、広島商11-8敦賀気比」(23日、神宮球場) 初出場の広島商が敦賀気比を下して決勝進出を果たした。 二回1死二塁から2本の適時打で2点を先制すると、三回1死二塁でも3番・三田桂慎外野手(1年)の左前適…
「明治神宮野球大会・高校の部・準決勝、広島商11-8敦賀気比」(23日、神宮球場)
初出場の広島商が敦賀気比を下して決勝進出を果たした。
二回1死二塁から2本の適時打で2点を先制すると、三回1死二塁でも3番・三田桂慎外野手(1年)の左前適時打などで2点を追加。五回までで5点のリードと打線が要所で機能して試合の主導権を奪った。
投げては背番号「1」の大宗和響投手(2年)が四回まで毎回走者を背負うも七回まで無失点に抑える力投。しかし、九回2死のあとアウト1つのところで守備のほころびが出た。2死二、三塁から遊撃の送球ミスで一気に二走まで生還して同点を許した。
延長十回タイブレーク無死一、二塁から1番・小田健登内野手(2年)の左前適時打、無死満塁から押し出し四球などで3得点するも、リードを守り切れず。大宗は10回11安打8失点も184球の熱投を果たした。延長11回タイブレークではボークや相手の失策などで再び3得点。その裏は徳永啓人投手(2年)が無死満塁とするも1失点で踏ん張って試合を締めた。
決勝の相手は横浜。同校は元広島・達川光男を擁し、横浜が初の全国優勝となった1973年春のセンバツ決勝と同カードとなる。