11月23日の東京3R・2歳未勝利(芝1800メートル=14頭立て)は母が桜花賞馬アユサンで、半兄に朝日杯FSを勝ったドルチェモアがいるベストシーン(牡2歳、美浦・手塚貴久厩舎、父レイデオロ)が最後の直線で力強く抜け出し、3戦目で初勝利を…

 11月23日の東京3R・2歳未勝利(芝1800メートル=14頭立て)は母が桜花賞馬アユサンで、半兄に朝日杯FSを勝ったドルチェモアがいるベストシーン(牡2歳、美浦・手塚貴久厩舎、父レイデオロ)が最後の直線で力強く抜け出し、3戦目で初勝利を挙げた。G1・9勝の名牝アーモンドアイの初子として注目を集めた1番人気のアロンズロッド(牡2歳、美浦・国枝栄厩舎、父エピファネイア)は末脚を伸ばして迫ったものの3/4馬身差及ばず2着に終わった。

 ベストシーンを管理する手塚調教師は「少しもたれるところがあったので(ジョッキーに)左回りがいいか聞いたら右回りでも大丈夫ですと。大外できつい競馬の割に頑張ってくれました」と評価。

 惜しくも2着のアロンズロッドに騎乗したクリストフ・ルメール騎手は「速い脚がまだないですね。直線は前が開いてからは伸びていましたが、まだ緩いです。体はシェイプアップしていたし、だんだん良くなると思う。距離はもっとあっていいと思います」と振り返った。