<明治神宮大会:東洋大姫路10-0聖光学院>◇高校の部◇1回戦◇20日◇神宮17年ぶりに出場した東洋大姫路(近畿・兵庫)が、5回コールドの快勝発進で8強入りを決めた。3度目の出場で、これが明治神宮大会初勝利となった。先発したプロ注目の最速1…

<明治神宮大会:東洋大姫路10-0聖光学院>◇高校の部◇1回戦◇20日◇神宮

17年ぶりに出場した東洋大姫路(近畿・兵庫)が、5回コールドの快勝発進で8強入りを決めた。3度目の出場で、これが明治神宮大会初勝利となった。

先発したプロ注目の最速147キロ右腕、阪下漣投手(3年)が、圧倒的な投球を見せつけた。最速140キロの直球と変化球を両サイドのコーナーに集め、凡打の山を築いた。

結果的に無四球で5回2安打無失点での完封勝利。悪天候の影響をみじんも感じさせない快投だった。

強力な打線も序盤から猛攻を仕掛けた。

初回2死一、二塁から5番高畑知季内野手(2年)が左翼ポール直撃の大会第1号となる3ランで先制。2回には3番見村昊成外野手(2年)の左中間への2点適時二塁打などで3点を追加。

さらに4回は4番木村颯太内野手(2年)の右越えの2点適時二塁打などで3点を加え、5回は1死三塁から9番阪下が右中間への“サヨナラ”タイムリーを放ち、試合を決めた。

新チームとしては初の全国の舞台ということで、主将の渡辺拓雲内野手(2年)から「楽しんでいこう」と声かけがあった。阪下は「やっぱり自分もそういった気持ちを持っていて、やっぱり楽しんで、どんどんどん強気のピッチングでやっていこうっていうのは試合前にずっと心がけていたので、その試合の中でやっぱり強気のピッチングができた。勝利に貢献できて、すごいうれしいです」と振り返った。

準々決勝では22日に二松学舎大付(東京)との対戦が決まった。