楽天からドラフト1位指名された宗山塁内野手(21)=明大=が20日、都内で入団交渉に臨み、契約金1億円、年俸1600万円で基本合意した。背番号は「1」に決まり「開幕スタメンで出ることと、新人王を目指したい」と目標を掲げた。(金額は推定) …

 楽天からドラフト1位指名された宗山塁内野手(21)=明大=が20日、都内で入団交渉に臨み、契約金1億円、年俸1600万円で基本合意した。背番号は「1」に決まり「開幕スタメンで出ることと、新人王を目指したい」と目標を掲げた。(金額は推定)

 目指すべき選手像は明確だ。同じ六大学野球の早大で活躍し、阪神で長く遊撃を守った鳥谷敬氏。同じ左打ちで背番号も一緒だ。沖原佳典担当スカウトも「タイプ的にも鳥谷選手」と、その姿を重ね合わせる。

 宗山自身も「かっこいいなというイメージ。しっかり試合に出続けて、結果を残していけば、1番が似合ってくる選手になる」と、1番を背負って活躍するイメージを膨らませた。六大学では、鳥谷を3本上回る118安打を積み重ねた逸材。「そこ(鳥谷)は超えていくというか、そういうつもりで勝負していきたい」と意気込んだ。

 「自分を見に行きたいと言ってもらえるような選手になりたい」と狙うは“オンリーワン”の絶対的存在。楽天の未来を担う男が、まずプロのスタートラインに立った。

 ◇宗山 塁(むねやま・るい)2003年2月27日生まれ、21歳。広島県出身。175センチ、79キロ。右投げ左打ち。内野手。広陵、明大から24年度ドラフト1位で楽天から指名。広陵では1年夏からベンチ入りして同年夏と2年春に甲子園出場。明大では1年春途中からレギュラーをつかみ、2年春は打率・429で首位打者。ベストナインは4度。大学通算成績は88試合で打率・344、10本塁打、60打点。通算安打数はリーグ歴代7位の118安打。