中日中田翔内野手(35)が9日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、年俸3億円(推定)の現状維持で更改した。昨オフに巨人から中日に移籍した際に2年契約を結んでおり「(来季は)ラストチャンスなので、最後まで後悔なく全うしたい」と、不退転の決意で25年…
中日中田翔内野手(35)が9日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、年俸3億円(推定)の現状維持で更改した。昨オフに巨人から中日に移籍した際に2年契約を結んでおり「(来季は)ラストチャンスなので、最後まで後悔なく全うしたい」と、不退転の決意で25年シーズンをにらんだ。
新天地1年目は結果を残せなかった。62試合出場で打率2割1分7厘、4本塁打、21打点。5月に右太もも裏の軽い肉離れなどで出場選手登録を抹消され、同月末の復帰後には腰の違和感を訴えた。8月8日DeNA戦の代打出場でシーズンを終えた。「腰の負担を考えるんであれば、体重は軽いに越したことはない」と15キロの減量で100キロ前後に絞った。
「来年はシンプルに野性的な動きをできたらいい」と、新年からは沖縄での自主トレで打撃フォームも固める。「2年契約の2年目。ぼくも腹をくくって名古屋に来ている。(球団には)ドラゴンズとして優勝したい、日本一になりたい気持ちはしっかり伝えさせてもらった」。荒ぶる和製大砲が、来季の完全復活を誓った。【伊東大介】