◇米国女子◇ロッテ選手権 3日目(8日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6536yd(パー72)前半にスコアを2つ伸ばしていた分、ティショットを池に入れてダブルボギーにした終盤17番に原英莉花は悔しさをにじませた。前日に「69」を出して2…
◇米国女子◇ロッテ選手権 3日目(8日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6536yd(パー72)
前半にスコアを2つ伸ばしていた分、ティショットを池に入れてダブルボギーにした終盤17番に原英莉花は悔しさをにじませた。
前日に「69」を出して2アンダー28位で予選通過。トップを7打差で追うムービングデーは、2番でボギーを喫したが、3番でバウンスバックし、5、6番でバーディ。「(ショットは)縦の距離感が合ってきて、ティショットも安心して打っていた。前半はかなりいいプレーだった」という。
プレーのリズムが変わったのは後半に入ってから。9番グリーンから10番ティは、カートで移動するほど長く、インターバルがある。「前と詰まっていたはずが、お手洗いとかちょっとバタバタしていたのもあって(ルーラーから)『プレーの進行が遅いよ』って言われて。急ぎました」。焦りがプレーに出たのか、10番でティショットを左に曲げて「流れが悪くなってしまったかな」と振り返る。
第1ラウンド後に修正したクラブと体の向きなどのアライメントも、ハーフターン後は「左からアゲンストの風が多くて。どんどん左を向くような、ちょっと引っ張るような癖が出てしまっていたかも」と乱れがちに。そして、左サイドから風が吹き「苦手意識」があった17番で右側の池に入れてしまった。
最悪のミスに「気分悪いです。前半は良い戦いをしていたと思うけど、伸ばせなくて。ちょっとフラストレーション溜まるプレーを続けてしまった」と悔やむ。推薦出場の大会もラスト18ホール。「上位に行かないとなんの意味もない。自分を磨いていきたい。これからの自分のゴルフにつながるプレーをしたい」。来季の米ツアー出場権を争う最終予選会(12月5~9日/アラバマ州・マグノリアグローブGC)を前に、自らに言い聞かせていた。(ハワイ州エワビーチ/石井操)