第155回九州地区高校野球大会(九州地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は4日、大分市の別大興産スタジアムで決勝があり、沖縄尚学(沖縄1位)がエナジックスポーツ(沖縄2位)を破って4季ぶり6度目の優勝を飾った。沖縄尚学は20日開幕の…
第155回九州地区高校野球大会(九州地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は4日、大分市の別大興産スタジアムで決勝があり、沖縄尚学(沖縄1位)がエナジックスポーツ(沖縄2位)を破って4季ぶり6度目の優勝を飾った。沖縄尚学は20日開幕の明治神宮大会(東京・神宮)に九州地区代表として出場。21日の初戦で北信越代表の敦賀気比と対戦する。
■「ラッキーボーイ」比嘉、14打数11安打
沖縄尚学が、今大会のラッキーボーイとなった比嘉の活躍で、2022年秋以来の頂点に立った。
沖縄大会では「全然打てなくて、打順は6、7番だった」というが、7番で先発した今大会初戦に3安打すると準々決勝は6番に。ここでも3安打して準決勝、決勝は3番に抜擢(ばってき)された。
この日の決勝もエナジックスポーツの好左腕・久高から初回にいきなり適時二塁打。五回の満塁の好機には右中間二塁打で2点をたたき出した。今大会4試合で14打数11安打、打率7割8分6厘という驚異的な数字を残した。
大分に来てから、比嘉公也監督にバットを出す軌道を修正する指導を受けてから変わったという。「久高くんを打てたのは自信になった。神宮大会ではもっとレベルの高い投手がいる。楽しみ」と目を輝かせた。(酒瀬川亮介)