「ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ、日本代表19-64ニュージーランド代表」(26日、日産スタジアム) 世界ランク14位の日本は同3位のニュージーランドに10トライを奪われて完敗した。 序盤からチャンスを作った日本が先手を奪った。前…

 「ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ、日本代表19-64ニュージーランド代表」(26日、日産スタジアム)

 世界ランク14位の日本は同3位のニュージーランドに10トライを奪われて完敗した。

 序盤からチャンスを作った日本が先手を奪った。前半5分、敵陣10メートル付近の右ラインアウトから展開し、スイッチを受けたWTBナイカブラが中央を突破。約40メートルを独走して先制トライを挙げた。

 ニュージーランドに連続トライを許して7-14で迎えた同19分にも反撃。敵陣深くの左ラインアウトからの攻撃で、素早い球出しからナンバー8マキシが左中間に飛び込むトライ。2点差に詰め寄った。

 さらに同21分には自陣で強烈なタックル見舞って相手の落球を誘い、ロックのディアンズが大きく蹴り出したボールを自らキャッチ。そのままインゴールに運んだが、TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)の結果、ノックオンの反則があったとして逆転トライは幻となった。

 そこからは地力に勝るニュージーランドの猛攻を止められず。同22、24分に連続トライを許して点差を広げられると、同30分以降にも3トライを献上。前半だけで7トライを奪われ、12-43で折り返した。

 後半に入っても4分にニュージーランドにトライを追加される展開。その後、同28分に交代出場で初キャップを獲得したプロップのヘルが中央を抜け出して代表初トライを挙げたが、終盤にもさらに2トライを許した。

 2022年10月の対戦では、31-38と善戦。今回1年ぶりの代表復帰となったフランカー姫野は、試合前日の会見で「しっかり自分たちのプラン、自分自身のチームを信じてジャパンらしくプレーすることがすごく重要。ファーストパンチのところで受けずに、自分たちから積極的にアタックプレーしていくことがメンタルとしては非常に重要」と話し、8度目の顔合わせで初勝利を狙っていた。結果は昨年のW杯でも準優勝した黒衣軍の力を見せつけられての敗戦。“超速ラグビー”を掲げるエディージャパンが、世界トップレベルとの差を突きつけられた。