島根県益田市の萩・石見空港で20日、長さ2千メートルの滑走路をコースの一部にしたマラソン大会があった。羽田便が午前11時ごろに離陸したあと、到着便が午後4時ごろに着陸するまでの間隙(かんげき)を縫って開催され、全国から訪れたランナーが滑走…

 島根県益田市の萩・石見空港で20日、長さ2千メートルの滑走路をコースの一部にしたマラソン大会があった。羽田便が午前11時ごろに離陸したあと、到着便が午後4時ごろに着陸するまでの間隙(かんげき)を縫って開催され、全国から訪れたランナーが滑走路を駆け抜けた。

 空港の認知度を高めて利用者数を増やし、増便を図ろうと企画された大会で、今年で17回目。ハーフ、10キロ、ファミリーの3部門に1919人が参加した。山口県周南市の蔵重佑一さん(33)は「秋晴れで視界良好。マラソン好きにとって滑走路は最高のコース。空港は山口宇部か岩国錦帯橋を利用するが、萩・石見からも飛んでみたい」と話した。

 2023年度の萩・石見空港の羽田便の利用者数は、年間目標を13・6%下回る13万447人だった。(高田純一)