<東都大学野球:中大5-2亜大>◇第3週第2日◇2日◇神宮中大が亜大を下し、1勝1敗のタイに戻した。5回に2点の先制を許すも、裏の攻撃ですぐさま追いついた。無死二塁から、代打の佐々木琉生内野手(2年=健大高崎)が左越え2ラン。最初は犠打を試…
<東都大学野球:中大5-2亜大>◇第3週第2日◇2日◇神宮
中大が亜大を下し、1勝1敗のタイに戻した。
5回に2点の先制を許すも、裏の攻撃ですぐさま追いついた。
無死二塁から、代打の佐々木琉生内野手(2年=健大高崎)が左越え2ラン。最初は犠打を試みるもうまくいかず、カウント2-2に。「割り切って投手に向かって行くしかない」とヒッティングに切り替え、真ん中低めのフォークを捉えた。「こんな結果になるとは思ってなかった。すごくうれしい」と、初々しい表情でホームランボールを大切そうに握りしめた。
投げては左腕の岩城颯空(はくあ)投手(3年=富山商)の好救援が光った。6回からマウンドに上がり、亜大打線を4回無失点。「強気に直球を内角に攻め続けることができた」とうなずいた。7回には4番繁永晟内野手(3年=大阪桐蔭)の適時内野安打などで3点を追加して勝ち越した。
清水達也監督(60)は「ここずっと1点取るまでが苦しかった。誰かが突破口を開ければと思って。思いもよらない本塁打で取れたので。そのあとは普段通りの固くならない野球ができていたと思います」と笑顔で振り返った。