島根県江津市波子町の波子海水浴場で9月21、22の両日、ウィンドサーフィンの愛好者が技を競う「波子ウェーブクラシック」があった。風が弱かったため競技は成り立たなかったが、強風が吹くと愛好者はセールの向きや張り具合を操作して、技を披露する一…

 島根県江津市波子町の波子海水浴場で9月21、22の両日、ウィンドサーフィンの愛好者が技を競う「波子ウェーブクラシック」があった。風が弱かったため競技は成り立たなかったが、強風が吹くと愛好者はセールの向きや張り具合を操作して、技を披露する一幕もあった。

 波子にはこの時期、近くの岬を吹き下ろす北東の風が吹く。その風が波を起こし、ウィンドサーフィンの適地として全国からサーファーが集まる。一般社団法人日本ウインドサーフィン協会(事務局・神奈川県横須賀市)が大会を主催し、30年以上も続いているが、波子ではあまり知られていないという。同協会ウェーブ委員長の吉武雅博さん(41)は「波子の透明度は抜群で、風と波が整う機会が多い。これからも大会を継続し、波子の魅力を発信していきたい」と話す。

 今年の大会には東京や静岡、大阪、広島、福岡などから10~60代の約50人が参加した。(高田純一)