大相撲の秋巡業が1日、東京・足立区で始まった。秋場所を制した新大関・大の里(二所ノ関)は相撲を取る稽古は行わず、元大関の幕内・高安(田子ノ浦)の胸を借りてぶつかり稽古を行った。助言を受けている場面もあった。師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢…

 大相撲の秋巡業が1日、東京・足立区で始まった。秋場所を制した新大関・大の里(二所ノ関)は相撲を取る稽古は行わず、元大関の幕内・高安(田子ノ浦)の胸を借りてぶつかり稽古を行った。助言を受けている場面もあった。師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)の弟弟子で「入門した時からかわいがってもらっている」と感謝した。

 大関になると、今までの申し合い稽古とは違い、稽古相手を指名する。今後は体調を見ながら稽古を行うが、大の里は「まだ分からない。しっかり頑張りたい」と話すにとどめた。

 6日は故郷・石川での金沢巡業があり「地元・石川に大関として帰れるのはうれしい」と胸を躍らせた。連続優勝がかかる九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)に向けて「切り替えて、巡業をスタートした。九州に向けて頑張りたい」と意気込んだ。