◆プロボクシング ▽WBA世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・ユーリ阿久井―同級7位タナンチャイ・チャルンパック▽WBO世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座決定戦12回戦 同級1位・岩田翔吉―同級2位ハイロ・…
◆プロボクシング ▽WBA世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・ユーリ阿久井―同級7位タナンチャイ・チャルンパック▽WBO世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座決定戦12回戦 同級1位・岩田翔吉―同級2位ハイロ・ノリエガ(10月13日、東京・有明アリーナ)
WBA世界フライ級王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が1日、強化キャンプ先の東京・新宿区の帝拳ジムで、2度目の防衛戦となるタナンチャイ・チャルンパック(タイ)戦に向けた練習を公開した。
同日にWBO世界ライトフライ級王座決定戦でハイロ・ノリエガ(スペイン)と対戦する岩田翔吉(帝拳)と一緒に練習を披露したユーリ阿久井。V2に「ここまで非常に良い状態で練習を続けてこられた。体重も、あと4キロ。減量前から5キロを切っていたので苦しい減量ではなかった」と状態の良さを強調した。
9月2日から今月6日まで、岡山から練習拠点を帝拳ジムに移し、岩田や日本ライトフライ級1位・高見亨介(帝拳)、元WBA世界同級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)らと約100ラウンドのスパーリングを重ねてきた。「週5日で、相手は日替わりで、それぞれテーマを決めてやって、できることを増やしてきた。いろんなタイプの選手とスパーができて、いろんな動きができたのはよかった」と手応えを口にした。
ユーリ阿久井は今年1月、アルテム・ダラキアン(ウクライナ)に判定勝ちして王座を奪取。岡山のジム初の世界チャンピオンとなった。5月には東京ドームで桑原拓(大橋)の挑戦を判定で退けて初防衛に成功した。7月からは2か月間、警備の仕事に復帰。「練習にリズムを作るために」あえて、ボクシング以外の仕事もするようにしたという。
タナンチャイは今年8月、畑中建人(畑中)に挑戦して判定勝ちし、WBOアジアパシフィック・フライ級王座を獲得。勢いのまま、世界挑戦切符を手にした。世界戦へのテーマを聞かれたユーリ阿久井は「テーマは勝つことだけ。それ以上も以下でもない」ときっぱり。勝ち方を問われると「とにかく勝つこと。判定でもいいが、できればKOで」と力を込めた。
戦績は29歳のユーリ阿久井が20勝(11KO)2敗1分け、24歳のタナンチャイが25勝(15KO)1敗、28歳の岩田が13勝(10KO)1敗、31歳のノリエガが14戦全勝(3KO)。
試合はPrime Videoで生中継される。